8月28日 九段会館ホールにて
第54回 伝花講習会ならびに第38回通常総会が開催されました
午後1:30開会、まず、第38回通常総会が開催され、続いて森末慎二さんの講演、デモンストレーションへと続きました。
・総会
第1号議案
第38期 事業報告、収支決算書、貸借対照表、財産目録、会員異動状況等につき、理事より報告があり、業務執行等に関する第1号議案は意義なく承認されました。
第2号議案
第39期 事業計画、及びこれにともなう収支予算案につき理事より報告、説明があり審議承認されました。
第3号議案
社団法人古流松藤会 定款変更の件については、昨年度の臨時総会で決議された内容にい基づいて、現在文部科学省の担当者と審議継続中であり、変更決定次第、会員の皆様へは報告するとの旨、報告がありました。
・講演
「緊張とプレッシャー」
スポーツキャスター・森末慎二さん
アテネオリンピックでは日本選手が活躍、金、銀、銅、計37個のメダルを獲得しましたが、今回の講演は1984年ロサンゼルスオリンピックに出場し、鉄棒で金メダル、跳馬で銀メダル(団体銅メダル)を獲得した森末慎二さんにお願い致しました。オリンピック期間中ということもあり、また、久しぶりに体操男子が金メダルを獲得した、ということもあって、会場は大変盛り上がりました。
金メダルを獲得した時のエピソードや報奨金の話は、冗談も入って楽しく会場を沸かせていました。
そして、団体と個人総合で鉄棒の演技が10.0の得点で,それから最後の種目別の鉄棒に向かうまでの2日間、想像以上のプレッシャーの中、原因不明の高熱が出て睡眠も食事もあまり出来なかったとのこと。そのような状況の中で最後の演技者として鉄棒の演技をし、見事に10.0の満点で金メダルを獲得した時のことなど、大変興味深い内容でした。
・デモンストレーション
「色と形−5色のコラボレーション
指導=家元・池田理英先生
作品制作=家元参事・技芸院・男性会員
最初に家元先生より、「オリンピック開催中ですが、その5輪の輪に使われている5色を効果的に使って作品を制作すること」など、今回のデモンストレーションの内容についての解説があり、ステージでは技芸院と男性会員により、黒色の鉄と角材の骨格の上に黒色のパネルが張付けられ、続いて家元参事の先生方により赤色のパネルが構成されていきました。
そして、次に5色の構成−客席の会員が参加して、5色の色紙が作品に張付けられていきました。「会員とのコラボレーション、5色ののコラボレーション」、作品が華やかに形創られていきました。
続いて、家元参事の先生方により、パンパス、つつじ、ひまわり、アレカヤシなどの植物が各々の造形空間に配置され完成されました。
最後に効果音楽とともに、出来あがった作品に華やかに照明が当てられ、幻想的な雰囲気の中、終了となりました。
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