第5回 生花講座
12月4日(土)~6日(月)
本部 古流アカデミー
古流生花の伝承技法などを解説する講習会・「生花講座」が12月4日~6日の3日間
(午前の部と午後の部) 開催されました。
総合テーマ=「正月花について」
① 家元 作品解説 講師=家元・池田理英
会場
B1に家元参事の先生により、講座の総合テーマ・「正月花」の参考作品が展示されました。
参考作品として展示された作品は次の通りです。
①五葉松、ピンククッション、クッカバラ【寸筒、小水盤・置合せ】
②万年青【水盤】 ③梅【大弦籠】
④若松、千両・混ぜ生け【寸筒】 ⑤松、竹、梅(三公生)【薄端】
⑥南天、アイリス・混ぜ生け【水盤】 ⑦梅、根引松 、千両【細二重】 ⑧山帰来、カトレア、梅、松【垂撥、小水盤】
家元によりスライドを併用し、展示作品・「正月花」の生け方や、「口訣抄」などの伝書によって伝えられた決まり事などについて解説が行われました。
② 実演 作品制作の実際
-その特長と扱い方-
講師=加藤理雄(技芸院)、上野理彰(技芸院)、長井理一(技芸院)
各日ごと(午前、午後)技芸院が担当し、松や万年青、南天、千両などの花材の特長や、いけばなに使用する際の扱い方の講義が行われました。そして、デモンストレーションで「若松とバラ(二つ寄せ)」と「万年青(水盤)」を2名の理事が制作し、それぞれ生け方の注意点など詳細な解説が行われました。
③ 実演 水仙の1本いけ
講師=田中理永(技芸院)
初めに、水仙の花の特徴、いけばなの花材としての特徴などを解説。
続いて全員に配られた水仙を参加者それぞれが手に、まずよじれの取り方を勉強。
そして、水仙の外葉2枚、内葉2枚、花茎を、講師の指導に従って、真、流し、真前、受、留を作り、袴で根元を固定して剣山にさし、そしてそれぞれの形に撓め形を整えて完成。
初めての水仙1本生けに、参加者は大変楽しみながら挑戦していました。
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